4%ルールってなんだまね?
FIREの話をすると必ず出てくる「4%ルール」。でも「なんとなく聞いたことあるけど、正直よくわかってない」って人、多いまねよ。大丈夫、あといくらちゃんがぜんぶ説明するまねよ!
4%ルールをひと言でいうと、「毎年、資産の4%以内で生活すれば、お金が30年以上尽きないよ」という考え方だまね。たとえば3,000万円の資産があれば、年間120万円(月10万円)の生活費なら資産が持つ、ということだまね。
このルールはアメリカの研究者ウィリアム・ベンゲンが1994年に発表したもので、後に「トリニティ・スタディ」という大学の研究でも裏付けられたまねよ(ウィリアム・ベンゲン「Determining Withdrawal Rates Using Historical Data」Journal of Financial Planning・1994年10月/Cooley・Hubbard・Walz「Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable」AAII Journal・1998年2月)。株式と債券を組み合わせたポートフォリオで、過去のデータを使ってシミュレーションした結果だまね。

🗝️ 鍵のヒント
4%ルール=「総資産 × 4%」が年間の生活費になるように逆算して、必要な資産額を決めるものだまね。年間生活費 × 25倍が目標資産額になるまねよ!
アメリカで生まれた理由があるまねよ
4%ルールはアメリカで、アメリカの株式市場のデータをもとに作られたものだまね。ここがとても大事なポイントなんだまね。
米国の株式市場は、長い期間で見ると物価の上昇を上回るリターンをあげてきたまねよ。だから4%引き出しても、残りの資産が成長し続けて元本が減りにくい、という仕組みだまね。
バートン・マルキールも『ウォール街のランダム・ウォーカー』(井手正介訳・日経BP)で、長く持ち続けて株式市場の成長を受け取る考え方を示しているまねよ。でも、これはアメリカの話。日本の市場はどうかというと……話が変わってくるまねよ。
日本で使うときの3つの注意点
日本でそのまま4%ルールを使おうとすると、いくつか気をつけなきゃいけないことがあるまねよ。
- ▸日本株のリターンはアメリカより低めだまね。日経平均はバブル崩壊後に30年以上低迷した歴史があるまねよ。日本株だけに集中投資していると、4%の引き出しに耐えられない期間が出てくる可能性があるだまね。
- ▸インフレが読みにくいまねよ。2020年代以降、日本でも物価上昇が続いているまねよ。生活費が年々増えていくと、4%で設定した金額では足りなくなるリスクがあるだまね。
- ▸長生きリスクが世界トップ級だまね。日本は世界有数の長寿国だまね。30年どころか40〜50年のFIRE生活になる可能性もあるまねよ。そうなると4%でも少し心もとないかもしれないだまね。
| 比較項目 | アメリカ | 日本 |
|---|---|---|
| 平均寿命(男・女) | 男76.5年・女81.4年(2024年) | 男81.35年・女87.33年(2025年) |
| 社会保障(年金) | 受け取り始める年齢は生年で決まる(65歳とは限らない) | 原則65歳から国民年金・厚生年金 |
※平均寿命は、米国=CDC(米国疾病予防管理センター)「Mortality in the United States, 2024」、日本=厚生労働省「令和7年簡易生命表」(いずれも2026年10月確認)。
山崎元さんはどう考えてたまね?
惜しくも2024年に逝去された経済評論家の山崎元さんは、楽天証券トウシルの動画『「FIRE」をめぐる3つの論点』(2021年4月)で、4%とFIREについての考え方を語っていたまねよ。
山崎さんによると、アメリカの本に出てくる「年4%」は、もともと金利が高くて株式市場も好調だったアメリカの前提の数字だまね。ほぼゼロ金利の日本では、内外の株式にまるごと投資して、税金を引いた後でようやく年4%くらい——これが「長期的に計画できる利回りのだいたい上限」で、それ以上の利回りを目指すのは相当な危険を伴う、というのが山崎さんの見立てだったまねよ。
そのうえで山崎さんは、生活費の25倍の資産があれば、年4%の収益を生活費に充てて資産がおおよそ減らない状態になる、と「25倍」をひとつの目安として示していたまね。ただし4%が絶対というわけではなく、資産が減ったらまた働けばいい、お金に余裕があれば嫌ではない仕事を選ぶこともできる——そんな柔軟な構えもセットで語っていたまねよ。

🗝️ 鍵のヒント
山崎さんの答えをまとめると「枠組みは日本でも使えるけど、前提の条件が違う」だまね。日本では内外の株式にフルで投資して年4%が計画の上限。25倍はあくまで目安、ルールに縛られず、減ったら働く柔軟さを持つのが賢い使い方だまねよ!
じゃあ日本人はどう使えばいいまね?
あといくらちゃんが考える、日本人向けの4%ルールの使い方はこうだまねよ!
- ▸投資先は全世界株式インデックスを軸にするまねよ。全世界株式のインデックスファンドで、アメリカだけじゃなく世界の成長に乗るだまね。
- ▸引き出し率は、最初は少し低めに設定する考え方もあるまね。日本の環境で4%のまま資産が持つとは限らないので、最初は保守的にして、運用成績や生活費を見ながら見直していくやり方もあるまね。
- ▸年金を「追加の安全網」として計算に入れるまねよ。65歳以降に年金が入るなら、それまでの引き出し率を高めにして、年金受給後は低くするという「変動型」の取り崩し方法もあるだまね。
- ▸年に一度、見直す習慣をつけるまねよ。市場の状況や生活費の変化に合わせて、引き出し額を毎年ちょっと調整するだけで、資産の持ちが全然違ってくるだまね。
まとめ

あといくらちゃんのまとめ
4%ルールはFIREを考えるうえでとても便利な「目安」だまねよ。でも日本で使うときは、全世界分散・少し低めの引き出し率・年金との組み合わせを意識するのが賢いまねよ。山崎元さんが教えてくれたように、ルールに縛られすぎず、自分の人生に合わせて柔軟に使うのが一番だまね。まねまねよー!!
※本記事は情報提供目的であり、投資・金融のアドバイスではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

