投資基礎

なぜ「プロ」に勝てないのにインデックスが勝つのか

「プロのファンドマネージャーに任せたほうが安心」と思っていないだまね?実はデータを見ると、インデックスファンドのほうが長期でプロに勝ちやすいことが証明されているまねよ。

読了約6分更新:2026年10月

プロって本当に「すごい人」なの?

「プロのファンドマネージャーが運用してるんなら、素人より絶対うまくいくでしょ?」って思うの、すごくわかるまねよ。だって相手はMBAとか持ってて、毎日何時間も企業分析してる人たちだもんね。

でもちょっと待ってほしいまねよ。経済学者のバートン・マルキールも『ウォール街のランダム・ウォーカー』(井手正介訳・日経BP)で、プロのファンドマネージャーの多くが長期では市場平均に勝てていないことを示しているまねよ。考えてみると、プロたちは「市場全体」と戦ってるんじゃなくて、「お互い同士」で戦ってるんだまね。賢い人が賢い人と戦ったら、平均すると誰が勝つと思う?そう、みんなの平均になるまねよ。

しかもプロ同士でゼロサムゲーム(誰かが勝ったら誰かが負ける戦い)をしている横で、個人投資家も混じってるまねよ。市場全体の「平均点」をみんなで足し合わせると、必ず市場平均になる——これを「算術の必然」というまねよ。つまりプロ全員の平均成績は、コストを引く前の時点でちょうど市場平均になるように設計されてるんだまねよ。

あといくらちゃん(ポイント)

🗝️ 鍵のヒント

プロもアマも合わせた「全員の平均」は市場平均と一致する。だからコストが低いほうが、自動的に有利になるまねよ!

コストという「見えない敵」の話

さっきの話の続きだまね。プロ全員の平均がコスト前で市場平均になるなら、コストを引いた後は必ず市場平均を下回るまねよ。これが「インデックスがプロに勝つ」理由の核心なんだまね。

アクティブファンド(プロが銘柄を選ぶ投資信託)の信託報酬は、インデックスファンドより高めのものが多いまねよ(実際の率は各ファンドの目論見書で確かめてほしいまね)。仮にその差が年1〜2%でも、30年複利で運用したらびっくりするくらい大きな差になるまねよ。

コスト(年率)100万円を30年運用した結果(年7%成長と仮定)手数料で消える金額
0.1%(インデックス)約740万円約21万円
1.5%(アクティブ)約498万円約263万円
2.0%(高コスト)約432万円約329万円

※手数料で消える金額は、コストがかからなかった場合(年7%のまま30年)の約761万円との差です。

どうだまね!同じ投資をしてるのに、コストの違いだけで、0.1%と1.5%のあいだで約240万円の差が出るまねよ。これが、インデックス投資の父ジョン・ボーグルがコストにこだわり続けた理由だまね(『インデックス投資は勝者のゲーム』藤原玄訳・パンローリング・2018)。ボーグルはバンガードを創業して、世界で初めて個人向けインデックスファンドを作った人なんだまねよ。

市場は「全員の総意」だまね

もう一つ大事な話をするまねよ。「市場を出し抜く」ってどういうことか考えてみてほしいまねよ。たとえばトヨタの株価が今1000円だとしたら、その価格は世界中の投資家・機関・AIが「これが適正価格だ」と判断した結果なんだまね。

そこで「いや、俺は1500円の価値があると思う!」と判断して買うのが、アクティブ投資だまね。でもその反対側には「1000円でも高すぎる、売ります」という、同じくらい頭のいい誰かがいるまねよ。市場価格ってそういう「全員の知恵の合計」なんだまね。

これを「効率的市場仮説」というまねよ。難しい言葉だけど、要するに「株価はすでに知られている情報を全部織り込んでいる」ってことだまね。アクティブ運用が長期でインデックスに勝ち続けるのは難しい——山崎元さんも、市場に対して謙虚であることの大切さを説いていたまねよ(楽天証券トウシル「株式投資のホント【2】:アクティブ運用はインデックス運用に勝てない?」2022年11月)。プロでさえ継続的に市場を出し抜くのは難しく、もし出し抜ける人がいたとしても、それが誰なのか事前にわかる方法はないまねよ。

あといくらちゃん(ポイント)

🗝️ 鍵のヒント

市場価格は世界中の知恵の合計だまね。「自分だけが知っている」というケースはほぼなく、プロでも継続的に市場に勝ち続けるのは極めて難しいまねよ。

データで見るインデックスの強さ

「理論はわかったけど、実際のデータはどうなの?」って思うよね。それも大事だまね!S&Pダウ・ジョーンズが定期的に公表している「SPIVA(S&P Indices Versus Active)」というレポートがあるまねよ。

このレポートによると、2025年12月末までの15年間では、米国の大型株のアクティブファンドの約90%が、S&P 500 を下回っていたまねよ(「SPIVA U.S. Scorecard Year-End 2025」・手数料を引いたあとのリターンで比べた割合)。日本で売られているファンドを調べた日本版でも、2025年12月末までの15年間では、どの区分でも大半のファンドが基準の指数を下回っていたまね(「SPIVA Japan Scorecard Year-End 2025」)。

  • ▸短期(1年)では運よく市場に勝てるファンドも出てくるまねよ
  • ▸でも5年・10年・15年のどの期間でも、8割を超えるファンドがインデックスを下回っていたまねよ(2025年12月末まで)
  • ▸上位だったファンドが、その後も上位にい続けるのは一時的なことが多い、というデータもあるまねよ(S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス「Persistence Scorecard Year-End 2025」)
  • ▸勝ち続けるファンドを前もって見分けるのは、難しいまねよ

つまり「プロがすごくないから負ける」んじゃなくて、「プロたちが優秀だからこそ、コストを払った後に全員が勝つのは算数的に無理」という構造があるまねよ。だからこそインデックス投資は、「頭が良くない人のための妥協案」じゃなくて、「賢い人が選ぶ合理的な戦略」なんだまねよ。

まとめ

あといくらちゃん(まとめ)

あといくらちゃんのまとめ

プロに勝てないんじゃなくて、コストを引いた後に全員が勝ち続けるのは算数的に無理な構造なんだまね。インデックス投資は「諦め」じゃなくて、数十年のデータと理論に裏打ちされた「賢い選択」だまねよ。ボーグルやマルキールが示してきたように、低コストで市場全体を買って長く持ち続けることが、庶民が資産を増やすための強力な武器だまねよ!まねまねよー!!

※本記事は情報提供目的であり、投資・金融のアドバイスではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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あといくらちゃん

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